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有田の時間

陶山神社Ⅱ

2013年01月08日

有田観光協会 at 11:58  | Comments(0)
 
 年末年始でたくさんの方が行き交った有田駅構内も、どうやらそのピークを過ぎ、普段の駅の情景を取り戻したように思います。
 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。


 
 さて、前回に続きまして『陶山神社』のご案内をさせて頂きます。
神社境内を東西に行き交うJR佐世保線の踏切へ上がる階段下の左手前に、「陶山神社」と彫られた大きな石柱が立っています。

陶山神社Ⅱ
陶山神社Ⅱ
  [海軍大将伯爵 樺山資紀書の石柱]

 
 3年ほど前でしたか、実はこの石柱に記載されてる文字、
“海軍大将伯爵 樺山資紀書”、どうも気になって仕方がありません。ウ~ン、どこかで聞いたことがあるような、見たことあるような・・・(笑)と思いましたが、一枚の写真と共にすぐに思い出しました。
実はその方、私が大好きな次の写真の女の子を、膝の上にのせ‘抱っこ’している軍人さんの名前なのでした・・・(笑)。

陶山神社Ⅱ
      [新潮文庫『白州正子自伝』より]

 
 女の子の名前は白州正子、ご周知のとおり有名な随筆家であると共に稀代の目利き、また、吉田茂のブレーンで、マッカーサーを叱りつけた唯一の日本人として名を馳せた“風の男”白州次郎、その奥さまです。そしてその軍人さんは、正子の父方のおじいちゃんにあたる鹿児島県出身、樺山資紀(かばやま すけのり)です。

陶山神社Ⅱ
                            [白州次郎と白州正子]

 
 どういう関係でここに揮毫されているのか・・・、古賀峯一海軍提督との関係だろう等と勝手に思い込んで(実際は年代が異なりますので、あり得ないようなのですが・・)キチンと確認すらしてないものですので、恥ずかしながらここでは不明です。分かり次第補筆させて頂く予定ですのでご了承ください。


 余談ですが、おじいちゃんに抱っこされてるその写真、新潮文庫の『白州正子自伝』の表紙を飾ってるものですが、正子お穣ちゃん、あんまり機嫌が良さそうには写っておりません。そこのところ、自伝にはこうあります。

 「・・・祖父はそっと抱いたつもりでも力が強いので息苦しく、おまけに沢山つけた勲章のとげとげが背中にささって痛かった。不機嫌な顔つきをしているのは一生懸命我慢していたからである。」

       
 
    ウ~ン、なかなか神社本殿には近づけませんねェ~。やっぱり神社は奥が深い・・・(笑)。

                                  
                                                            山ちゃんズ、山口♂happy01でした。




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