朝夕はかなり冷え込み始めましたが、日中はまだまだ陽射しも強く、晴天が続いているココ有田の街ですネ。
先日はその晴天の中、 「有田皿山まつり」 も好評の内に終わり、不肖私も新しく替わった笛と四苦八苦しながら格闘し、浮立巡行コースの足跡を汚しておりました・･・（汗）。

　

　
　さてさて、その翌日、“れきみん応援団（歴史民俗資料館のボランティアメンバー）”で、何と、上幸平にある百婆仙とその一族のお墓を清掃致しましたョ～。
　ご存知のように、百婆仙は有田焼創業期に李三平と並ぶ有田焼創業の指導者の一人（女性）です。豊臣秀吉の朝鮮出兵時に日本へ渡り、夫、深海宗傳の死去後、武雄から有田稗古場地区に一族と共に移住し、古窯・稗古場窯の開窯にも関わったと云われています。


　
　
　

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　［キレイになりましたネ。］



　百婆仙については、村田喜代子さんの小説や、わらび座のお芝居公演でも知られていますネ。そして、その子孫、深海墨之助、竹治兄弟は、明治はじめ香蘭社創立にも関わり、まさに今、九州陶磁文化館で開催中の 『明治有田 超絶の美展』 の作品製造にも関わっています。
　さらには、この百婆仙については、以前はＢＳフジで、只今ＴＶＱ九州で放送されています韓国ＴＶドラマ、「火の女神　ジョンイ」（日本時間8：00～9：00まで現在放映中）の主人公でもありますネ。


　

　



　
　以前より墓地の所在、状況は、見聞きし知ってはいたんですが、ここに至って清掃が出来たのは有田焼創業４００年祭を前にして本当に良かったなァ～というのが正直な感想です。
　百婆仙と云えば、報恩寺の法塔が有名ですが、ウ～ン、新たな観光スポットとして話題を提供出来るかどうか、今後のＰＲにかかっていそうですネ。


　
　　　　　　　　　　　　　　　　［報恩寺の百婆仙法塔］


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（山口）
　
　

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