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有田の時間

今年一年間、本当にありがとうございました!!。

2023年12月29日

有田観光協会 at 14:23  | Comments(0)





        [キルンアリタ観光案内所]


 
 
 温暖化の影響でしょうか、今年末は日中はやや暖かく過ごしやすいように思われます。
早いもので今年も残すところ3日となりました。コロナもようやく落ち着きを取り戻し、陶器市や陶磁器まつり等、今年も予定通り実施され、県内、県外はもちろん様々な国々からも多くのお客さまが有田へ、そして有田駅前のキルンアリタ観光案内所へ足をお運び頂きました。誠にありがとうございました!!。
 ここキルンアリタ観光案内所は、年末の12月31日と年始1月1日のみ休業で、それ以外の日は毎日営業致しております。
お買物、里帰り等、有田へお越しの際は、お気軽に当所へお立ち寄りくださいませ。
では、皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
 
 なお、町内の年末年始のお店等の営業状況は、コチラにてご確認ください。



                                   

                                   
                                    キルンアリタ観光案内所  スタッフ  中尾・山口




九州陶磁文化館、新収蔵品展2 『古唐津とその周辺』展。

2023年12月27日

有田観光協会 at 15:18  | Comments(0)
 
 

 この秋から年末にかけては、古唐津が熱い。
その醍醐味はやはり絵唐津であろうか。
 10月から11月にかけ、唐津市近代図書館では『唐津のなかの唐津焼展』が開催された。



 
 


 
 
 唐津焼の誕生は、唐津市北波多の岸岳城下で上松浦党の領主である波多氏の庇護により始まったとされている。
その展示は、そこから始まる唐津焼の歴史を、誕生から近代に至るまでの変遷を辿っていてなかなか興味深いものだった。
 中でも、私は絵唐津の文様の多彩さに圧倒された。撮影可であったので幾つか写真に撮ったが、特に残されていた
陶片のその素朴なデザインに大いに興味をそそられた。次のような、命という文字。なぜその文字が残されているのかなど、
色々思案し、興味は尽きなかった。

 













 
 
  今、ここ有田では、九州陶磁文化館において、新収蔵品展2 『古唐津とその周辺』展が開催されている。
古陶磁蒐集家である、山口陽二氏が蒐集された古唐津を中心に、初期伊万里、上野焼、現川焼等を含めた作品展である。
 非常に驚いたのは、蒐集された作品のその質の良さである。さらに驚いたのは、わずか約15年位でそれらを蒐集なさって
いたことである。展示作品冊子にあるように、価値ある文化財を後世に残したいという強い思いがおありだったことがよく分かり、
作品そのものと共に、非常な感動を抱いたところであった。
 
 
 


 



 卑近に戻れば、何といっても古唐津の素朴さ、そののびやかな文様の素晴らしさは何とも云えない。
草花文の魅力もさることながら、残された文字もまた愉快でもある。学芸員さんの説明を聞くまでは、
実は一度目の鑑賞時は完全に見落としていたのが次の文字が記された茶碗作品である。
体を左に倒さないと分からないものであった。
(展示内、撮影可だったが、りっぱな冊子が作成されてたのでその必要性はなさそうだ。)










 次の文字の小鉢も、素朴さの魅力が何とも云えないが、そもそも、どういう理由から、「やきもの」や「風」の文字を記すに至ったのか、考えれば考えるほど興味は尽きない。出光美術館の出光佐三氏愛蔵の「絵唐津 丸十文茶碗」等を思い出したりもするが、そのとき心は既に桃山・江戸初期に飛んでいるのである(九州陶磁文化館にて、令和6年1月8日迄展示中。)
















                                                  (山)










 




年末特別企画!! 『古九谷誕生地、有田黒牟田&応法ツァー』その源流を歩く。サンタさんもお出迎え、「陶彩弁当」付。

2023年12月01日

有田観光協会 at 14:43  | Comments(0)









                                               
         [焼物の画像は、全て九州陶磁文化館蔵]

 
 
 
 石川県の九谷で焼かれたと云われてきた、『古九谷』。かつて、有田産か石川県産かで大きな議論を巻き起こした「古九谷(産地)論争」というのがありましたが、有田の黒牟田地区にあります、国史跡『山辺田(やんべた)古窯跡』。その麓南面の大規模な発掘(平成25年~28年)により(山辺田遺跡)、かつて「古九谷」と呼ばれた色絵の陶片が数多く発掘され、赤絵窯の遺構も発見されたことにより、それらの初期の色絵の焼物は、この地、有田産であることが学術的に確定致しました。


 
 
 泉山の磁石場で良質の磁石鉱が発見される前から、唐津焼の陶器を焼いていたこの地域は、その高い技術力で、来るべき大皿の製造へと踏み出した大窯業地でもありました。その素晴らしいダイナミックな焼物を生み出した土地を、現地で実際に目で確認頂くことで大きな有田焼の歴史を辿れる、「有田焼の源流・黒牟田応法ツァー」をこの時期限定で企画しております。



 さらには、この時期だけの年末の風物詩ともなっている、煙突に登っているサンタさんにも数多く出会うことが出来るまたとないチャンスです。



 


 


 
 

 






 

 ツァーはお昼で終了となりますが、古い歴史ある窯元さん宅で、この地区の名物「陶彩弁当」をお召し上がることも出来ますし、その器はお持ち帰りも出来ます。
 この限られた期間だけのとってもお得な企画となっております。よろしかったらぜひご参加なさいませんか!?。
詳細内容は以下のとおりです。



 
 

 







                                                                                                                                       
                                              (山)