雨の中で
夏本番!!と思いきや、台風の影響で雨続きの毎日ですね~ェ、いやはや!!(笑)。しかもコンスタントに降っています。
このコンスタントというのが曲者で、まるで梅雨のぶり返し様。今年の梅雨は雨が少なく・・・なんて思ってたら、何とその後雨が全国的に豪雨となったり・・・猛暑となったりで、本当に日本列島大変のようです。
というわけで、ココ有田駅の観光のお客さまも街中移動もなかなか難儀のようです。特に県外や国外からのお客さまは、計画してお見えの方もあるようで、もうチョット天気が良かたらなァ~と思うことも多々あります。
とはいいましても、ココ有田の伝統的街並みの中でも確かに夏にあっても涼しい風を感じられるところがあるような気がします。
風に揺れる風鈴、そして街中で展示されてますウインドウディスプレイ。
つい先日、『第10回有田ウインドウディスプレイ甲子園』の優秀作品の発表があったようですが、古い有田の街中にあって、若い高校生の新鮮な感性がこの街に何か涼しい風を運んでくれてるように思います。一通り私も全カ所廻ってみましたが、何かしら爽やかな空気を感じました。
その後、観光ガイドでもあります私は、たまたま東京からのお客さま数名を街中散策でご案内しながら内山地区を散策したのですが、特に何もこの事に触れてはなかったんですが、ディスプレイをたまたまご覧になった方が、 「おしゃれに展示されてますね~ェ」 と大層感心されます。そこですかさず私は、「実は高校生がディスプレイしてるんですョ~」と一言!!。「あ~ァ、だから何か新鮮なんですネ~」とのご感想。
古くからの有田の街に新鮮な感性が確かに生まれている。あァ、そこから涼しい風が吹いて来るんだなァ~~と。
やっぱりこういうところから、有田も少しずつ変わって行けるんじゃなかナ~とも。
そして、そこへお客さまの極め付け。「有田も頑張ってますネ!!」・・・私の心中お察しアレ・(笑)。


ところで、同じ‘雨の中’、小学生を中心として例年行われている夏休み企画 、『歴史の川ざらい~ベンジャラを探そう~』なる催しに他日参加しました。
以前このブログでもご紹介しましたが、これは町の歴史民俗資料館や教育委員会の企画なんですが、何と言っても有田の町は歴史の宝庫。川辺に落ちてるベンジャラ(陶片)にも長い歴史があります。
まァ、再三感心するのは小さな陶片を一目見ただけで、学芸員の方がそれが作られた時代を瞬時に区分けされること。まァ本当にお見事の一言につきます!!。「ハイ、これは350年前。それは300年前のものです。」・・・等々(笑)。
それにしても、普通の川の中でこんなに歴史を感じられる町、有田。考えてみれば、こんな町は他にないんだよね~ェ。焼き物が産業として発達したこの町ならではのこと、目の当たりに磁器の発祥を物語る350年以上前の陶片が身近に落ちてるなんて、他じゃやっぱりあり得ない!!。歴史が身近にある町に住めてすばらしいなァと思います。子供たちにとってもきっと好い事だろうなァ~と感じています。
(※ もちろん、べんじゃら(陶片)は貴重な文化財ですので、自由な持ち出しは法律で禁止されてますので、充分注意が必要ですョ。)


(山口)