2024年1月18日と19日、(有田町立)大山小学校&曲川小学校6年生参加、『(町の)歴史探訪』実施!!。
こどもたちが、大人になる過程において、あるいは大人になったとき、そして、県外に出たとき、あるいは国外に出たとき、
ひょっとしたら、こんなことを聞かれることもあるかも知れません。
「あなたが生まれ育ったふるさとって、どんなとこ?」
「あなたが育ったまちの、自慢できるような誇りに思えるようなものを、どうぞ私に教えてください。」
そのとき、たとえば、こうこたえる人もいるかも知れない。
「ハイ、有田焼が作られているところです。陶器市には100万人の人が見えますよ。」
「そのやきものの原料はどこで採取されているのですか?その場所へ行ったこと、ありますか?」
「へ~え、どうして有田にはそんなにたくさんの人が見えるんです?」「よかったら、有田焼の歴史をぜひおしえてください。」
2017年、有田のまちは、全国でわずか20か所だけの、"後世に大切に残したい 『20世紀遺産』 に日本イコモスにより選出されています。日本イコモスは、世界遺産を審査する世界イコモスの云わゆる日本支部みたいなもので、将来、有田は世界遺産の候補とも云えます。でも、そのことを充分知らないとキチンと後世には伝わりません。
やきものに限らず、有田には縄文後期の坂の下遺跡や800年以上の歴史をもつ唐船城など、多くの宝物があります。こどもたちが、そして町民の方が、自分のまちのお宝を誇りをもって話せるようになって欲しいナと、わたしたち観光ガイドは常々考えております。
標題の『歴史探訪』の初回は、「コミュニティスクール歴史探訪」として大山小学校で実施され、私たち観光ガイドも関わってきましたが、コロナ期のこどもたちのオンライン学習を含め今期で6回目となり、その内5回私も参加しました。
今回は初めて教育委員会のご支援も頂き、曲川小学校の6年生も実施となりました。
町内の旧跡等をバス車内で案内し、メイン会場の泉山磁石場と九州陶磁文化館に立ち寄りました。授業時間内のわずか1時間半のなかでも、 ” 有田の凄さ ” を実感してもらえたんじゃないかと思います。最期の質問にも、もう見事にこたえてくれるに違いありません。そしてそれは皆の心に残り、将来を生きる指針となることを信じたい、そう思います。
また、以降ぜひ、有田小学校、有田中部小学校の6年生も加わって頂き、将来どんなお客さんが見えても自らのまちを皆が誇りをもって語っていける人になってほしいナと願うばかりです。
[九陶「有田焼からくりオルゴール時計」を見学している、大山と曲川小学校6年生たち]


(山)