始まりました!。記念すべき、第120回『有田陶器市』!!
朝から雨模様となりましたが、記念すべき、第120回の『有田陶器市』が始まりました!!。
それにしても、第120回目の開催です。本当によく続いて来たものですね。
大正4年(1915)年の「陶磁器品評会」の協賛行事として実施された「蔵ざらえ大売り出し」が、『有田陶器市』の起源とも云われています。
期間後半は天候も期待出来そうですので、多くのお客さまにお見え頂きたいナと思います。
有田駅前のキルンアリタ観光案内所にて隔日勤務の私ですが、今日は時間が若干ありましたので、有田内山地区を少し巡りました。
若干画像にてそのご紹介を。
[お飾りで美しく。有田駅]
雨の中、早朝でも駅構内にはお客様が。徐々に増えています。
う~ん、さすが記念の年。飾りつけにも力が入っております!!。美しい有田焼のデザインにも思いが膨らむようです。
[駅隣接の、臨時案内所です。]
有田内山の中心地まで所要ができたので行くことになりましたが、歩行者天国となるため、急きょ「無料シャトルバス」へ乗ることに。トンネルがある南部のバイパスを通って上有田方面へ行くので、バス乗り場がある「生涯学習センター前」のバス停まで行くことになりました。
途中、駅南のキルンアリタ案内所の前では、おにぎりの販売もされておりました。今回は、イベントの期間限定で、うどんの販売もなさるとのこと、お店のご主人さんがおっしゃっておられました。
駅の南方にあります、「生涯学習センター前」からは、全部で5便の無料シャトルバスが各方面へ出ています。私が乗る1号線は、有田のメイン通りが歩行者天国のため、南側を外回りで走ります。それへ乗り込みました。
始発のバスにもかかわらず、既に何人かのお客さまがご乗車なさっておりました。
このバスは九州陶磁文化館を通り、有田工業高校、さらに有田中学校、そして上有田の方へ向かいます。
目的地によって他に4便あり、やはりこれは便利だなと思いました。
雨粒の窓からは、中学校下の駐車場が望めます。あ~、かなりもうたくさんの駐車が見えています。
私は上有田駅前で下車しました。ここで半数以上の方が降りられました。おそらくお買物中心のお客さまかと思われます。
もし、お時間があられれば、次の(泉山)磁石場駐車場、そして大いちょう前で降りられたら、壮大な自然の景観をご覧になり、驚きを感じられるに相違ありません。
[”有田焼のデパート”と銘打たれた、「丸兄商社」さん]
そして、途中目がとまった表札。
どうも私はこういう自然を感じる言葉に弱くて、足が自然にお店の中へ向かったのでした。以前から存じ上げてる方がなさってるお店で、作品自体は以前よりお見かけしていましたが、独自の白磁製のすずり(硯)などはやはり美しく、とうの昔、ご一緒に、でも書をかじっただけで終わった自分にとっては、とてもまぶしく感じられておりました。楚々とした美しい作品に目を楽しませて頂き、感謝申し上げます。
それから、紫蘭でしょうか、濡れた「トンバイ塀の裏通り」で美しく咲いておりました。
花の美しさと云えば、こちらの玄関の花はまた、見事ですね。
表通りでは、雨の中でも多くの方々が行き来されています。さすがの有田陶器市です。
途中、「有田陶磁美術館」では、二階で“古陶磁名品展”をちょっと覗いてみました。
再び表通り。いろんなお店がありますね。
そして、佐賀銀行前のメイン休憩所では、多くの食べ物のテントが並んでいます。
有田駅前の通りには、予定されていました十数台のキッチンカーが入っていました。
初日に『有田陶器市』のほんの一部を見てきました。わずかに一時間半の行程でしたが、400年を超える歴史をもつ有田の楽しみはたくさんあります。
日本の磁器発祥の地であり、江戸期にここ有田で作られ、古伊万里の名で残る焼物の産地有田。
さらには、日本磁器のふるさととして「日本遺産」、後世に残したい町として「20世紀遺産」の指定をそれぞれ受けております。
その建物群は、江戸時代の終わりから明治、大正、昭和のもので、国の重要伝統的建造物群保存地区として164軒が指定を受けております。
有田焼のお買物はもちろん、それ以外の景観等にも少し思いをはせて頂ければ、更に楽しい有田陶器市となるのではないかナと思います。
(山)