伝統と文化の交流プラザ、「有田館」
有田内山地区の中央にあります「有田館」は、現代の有田焼とそれにまつわる様々な展示が楽しめる、いわゆる観光有田の中継地並びに休憩所と云ってもよいかと思います。
そういう意味では、これまで観てきました歴史的史跡等ではありませんが、季節ごとに、或いは新しいイベント毎にいろんな催しがなされていて、まさに“有田の今”を知るには最適な場所と云えます。

[逆方向からの「有田館」、札の辻にあります。]
ところで・・・・さて、これはなんでしょう!?


ハイ、そうです。「有田館」入り口のドアのノブ(取っ手)でした・・(笑)。

外部と内部からの写真ですが、まァ、さりげなく使われていますが、今泉今右衛門作のものです。 ウ~ン、さすがに有田、豪奢な使われ方ですねェ~、素晴らしい!!
「有田館」ご訪問のたびに、直接今右衛門作に触れることが出来る・・・・何て贅沢なことでしょうか・(笑)。


ココ「有田館」の目玉は、何といっても〔世界初、陶磁器製のからくり人形〕でしょう。
からくり人形といいましても、‘からくり儀右衛門’が作ったような手作りゼンマイ等を使ったものじゃありません・(笑)。
かなりの大きさの陶磁器製の人形をコンピュータで動かし、有田地区に伝わる大蛇退治のお芝居を、何と歌舞伎調で演じて見せると云うもの。
はっきり申しまして、これは見ものですョ!!
観覧料200円(子供150円)で、わずか10分弱のお芝居ですが、初見の方は、“良い有田土産”になること私が受け合います・・(笑)。
この世界初の陶磁器製カラクリ人形をご覧になられた後は、たとえば同じ2階の喫茶コーナーにおいて、有田焼はもちろん、マイセン、景徳鎮のそれぞれの焼物のお好きなカップでコーヒー(200円)も楽しむことも出来ます。
特に催しがあってないときには、次の画像のような有田を代表する作家(文化勲章受賞作家や人間国宝の作家の方々等)の作品も展示されています。

これらを一堂にご覧になるだけでも、有田焼の特徴等がきっとお分かりになるかと思いますョ。
また、こちらでは、他の有田の名所、旧跡等の写真パネルもあり、まだご覧になってない箇所等の確認もでき、まさに旅の休憩所であり中継所ともなっています。
なお、現在は、<「秋の有田」写真展(12月14日~1月14日)>を開催中です。
この特別展示期間中は、上記の展示及びパネル等はありませんのでご了承ください。
有田館の詳しい情報は、有田館発ブログ『有田へござれ♪』をご覧下さいネ。
入館料は無料ですが、年末年始の12月29日~1月3日までは休館(但し、元旦のみ10時~16時まで開館)です。
山ちゃんズ、山口♂

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