『 第111回 有田陶器市 』 前、一週間。

ついこのあいだまで、「ありた雛のやきものまつり」だと言ってましたが、何とあと一週間で、有田最大のやきものの祭典、
『第111回 有田陶器市』
が始まろうとしています。ホント早いですね~ェ。
そうです、ココ有田駅でも、さすがに何とはなしに、駅員さんもお店の人も含めて皆さんがせわしく、動きが活発になっているようにも感じます・(笑)。それはそうですネ、このときばかりは100万人を超える本当にたくさんのお客様が有田へお見えになるんですものねェ~。
(開催期間、4月29日より5月5日まで)。
そしてこの時期、有田にお見えになるのは人だけではないようです。
今はちょっと静かになって、もうあきらめたのかも知れませんが、駅構内のキヨスクさんの上方にツバメがさかんに入って来て、新しく巣を作ろうと奮闘しておりました。
上では巣作りですが、下は泥やワラの掃きそうじでなかなか大変で、ココ1週間ほどは棒を持って、可哀想でしたが追い出し業務を日課にしていたんです・・(笑)。ツバメの追い払いを見ていたお客さまが、何で追い払うんですか!、とお尋ねになるんですが・・・、なかなか辛いものがありました。
でも、チョット悲しくもありますが、どうやら成功したようにも思います。今も外に残っている、去年やおととしの巣に入ってくれたらナ~って思うんですが、いろいろツバメの事情もあることやも知れません・(笑)。
(土を運んで途中まで作り出しましたが・・・)
(外にある、以前の巣へ作ってくれたら・・・と思うんですが、今年は入っていないようです!?)
お話は変わりまして、個人の話題で恐縮ですが、先日、町の古文書講座の研修旅行で八女に行ってまいりました。
当地に残っている古文書を拝見するのが主目的でしたが、有田の方はご存じのように、八女は有田の名窯、柿右衛門家の元々の出身地、酒井田地区があるところです。一度は訪ねてみたかった同地へ遂に行けたのは幸いでした。そして、そこにはりっぱな記念碑が建っておりました。
広くヨーロッパに渡り、日本で最初の世界的ブランドを後世に生み出したkakiemon。その原点の地に立ったとき、何かしら不思議な感慨を強く感じたものでした。



そして今、当地有田の柿右衛門です。時節は桜から藤の花へと確かに移ろいでいるようです。




賑やかな陶器市前の、静かな有田の風景でした。
