『 丹澤小雪 作品展 』 in KILN ARITA (part 2)

磁器で繊細な造形をされている丹澤小雪さんによる作品展が、一年振りで当キルンアリタにて現在開催されています。
丹澤さんは、今年佐賀大学芸術地域デザイン学部を卒業されたばかりです。昨年の2月に当キルンアリタで一人展をされ、当ブログにてもご紹介をしていましたが、この度大学卒業にあたり今回新たに制作された作品類が展示されています。


今回の作品は、その繊細な花びらの数々を器にあしらい、その器が水面に漂うなかで微かに触れ合いながら音を奏でて巡ります。
大小の器の触れ合う音色は一様ではなく、まさに自然に任せた様々な音色からは磁器と自然が奏でる日本的な美すら感じられ、制作者の非凡な感性にただただ驚かされます。また、水底には鏡があつらえてあり丁寧に描かれた器の底の絵も見てとれ、それもまた見事です。
静寂な中に静かな音色をお聞きにキルンアリタへおいでになりませんか。
展示期間は未定ですが、当分の間設置されるそうです。



~ 時の流れ 水面に浮かぶように 水底を漂うように ~ 丹澤小雪 「流れの話」より。
(山)