『塚崎・唐津往還を歩く会』へ久々参加!!。 ~北波多、徳須恵から山本までを歩く~
発足以来20年以上にわたり、”中世の風景が広がる歴史道から佐賀の歴史街道を歩く” をキャッチフレーズに、佐賀の古道を歩いておられる『塚崎・唐津往還を歩く会』。そのリーダーが、我が有田観光協会ガイドの仲間である、馬場良平さん。有田のガイドでも、古道等の深い造詣に沿ったご案内で異色を放っておられます。
[会長、馬場さんの挨拶を聞く、参加者の皆さん]
コロナ禍のため発足以来初めての歩く会の中断を三年ほど余儀なくされ、その再開を多くの方が望まれるなか、昨年11月から再スタートをされておりました。諸事情で私もなかなか参加出来なかったんですが、今回久々に参加しました。そのコースは、北波多の徳須恵宿から、明治大正と県内最大の産炭量を誇った旧芳谷(よしのたに)炭鉱、そして岸獄線廃線跡を歩き、JR山本駅まで歩くという12キロの行程でした。予想を裏切る好天に恵まれ、理想的環境となりました。そして、その間の資料が、いつも本当に頭が下がる馬場さん手作りの詳細な資料及び地図で、今回も文献30以上を参考にまとめられ、20ページ以上にもわたる独自資料を用意頂き、改めて氏の深淵な知識の深さに驚嘆したものでした。
[唐津北波多の草伝社 ]
まずはその馬場さんの挨拶、今日の行程の説明のあと、また、当地の「北波多の自然と歴史を守る会」の石﨑会長さんの挨拶もお受けしました。
その後自然に、さすが有田のガイドの馬場さん!!。今有田で開催されてます、『有田雛のやきものまつり』のご案内もきちんとなさいました。
良かった良かったと思ってのんびりしてましたところへ、続けて、「有田周遊ひいなバスのガイドさんが見えてますので、一言」と突然私に声がかかってしまって、あまりに急だったので戸惑いながらも前に出てのご案内をするはめに。でもこれで、少しでも多くの方にご来有頂きましたら本当に喜ばしいことで、ぜひ今後にも期待したいところです。
[繁栄の栄華を伝える炭鉱遺産]
それにしても、古唐津の発祥の地、北波多。遠くに岸岳を望み、かつて明治後半の最盛期には、佐賀県内採炭量の50%以上の採炭量を誇った芳谷炭鉱の面影に接し、また、それに伴い民間の手で開通したという、今はなき唐津線岸嶽支線。歴史の流れは酷ですが、歩いて分かる歴史の流れの足跡をたどる歩く会の楽しみを、改めて感じた一日でもありました。県内外含め40名前後も参加なさった皆さん、お疲れさまでした!!。
[岸岳・ふれあい館の案内板/ 遠くに岸岳を望む]
(山)