陶祖、李参平の碑
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『NO.20陶祖李参平碑』
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『 陶祖坂 』
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『 山の小径 』
陶山神社境内広場の東側に『 陶祖坂(とうそざか) 』と表示された標識があり、その右側から山の小径を10分ほど上って行きますと、はるか前方から、『陶祖李参平碑』と記された大きな碑が見えて来ます。この小径、晴れの日は特に問題ありませんが、雨の日には、途中苔むしたところもあり、すべりやすくもありますので若干の注意を要します。
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『はるか前方から・・』
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『・・ 陶祖李参平碑へ』
この石碑があるサイトは、その周囲の全体の規模が、幅11、5m奥行20mの斎場となっていて、その中央に周囲7、5m四方の石玉垣がめぐらされ、その真中に約6mの高さに碑が堂々と立っています(陶山神社案内誌より)。
実はこの碑は、陶祖李参平の遺徳を讃え、有田焼創業300年を記念して1917年(大正6年)に建立されたものです。
そして、毎年ゴールデンウィークの陶器市期間中の5月4日には、『陶祖祭』が行われています。
この『陶祖祭』には地元関係者のほかに、有田町と有効団体協定を締結している韓国陶磁文化協会からも毎年参加され、両国の親善と陶磁器業の発展が祈念されます。
そして実は有田の街は、この『陶祖李参平碑』からの眺めが最も良いと云われています。
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『陶祖祭』
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『陶祖李参平碑』
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『 有田の街並み』
有田焼創業にかかわり、そして発展の基礎を築き上げた朝鮮陶工の李参平。麓の陶山神社で神として祀られるだけでなく、有田の街を見下ろす高台からもしっかと街全体を見守り続けています。死して神になって間もなく360年、高台から見守り続けて間もなく100年。いかに有田の人々がこの方を大事に思っているかが分かるように思います。
余談ですが、駅観光案内所にお見えになる韓国のお客さまは、大多数が陶山神社、そして李参平の碑を訪問なさいます。どこへ行ったらよいかと偶々お尋ねの時には、ぜひこの陶山神社サイトと泉山磁石場へ行かれるように薦めています。
有田では彼の地のご先祖さまが今いかに大切にされてるかということを、やはりお伝えしたいですもんね~ェ(笑)。
( もう一つ )
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『 異人館 』
『異人館』
・・・こちらは札の辻交差点から北にほんのすぐに行ったところにある洋風建造物で、明治の初め、陶磁器の買い付けにみえた外国人の宿泊や接待所として利用されていたものです。
陶磁器の貿易等を営んでいた田代助作によって1876年(明治9年)に建てられたもので、一見して分かるこの西洋風の建物は、その後の増改築で当初の姿を完全には留どめてないようですが、それでも明治初期の有田を伺い知る、貴重な遺構に間違いありません。1977年(昭和52年)、県の重要文化財に指定されています。
『有田への旅』 -ヒントその5-
有田への旅の総括は、陶山神社界隈で生きた歴史を感じることである。
かくして、有田駅を起点として陶山神社まで、主だった有田の見所を内山地区を中心にあくまで一ガイドの独断と偏見で簡単に見てまいりましたが、とりあえずこれにて『有田への旅』、ひとまず終了とさせて頂きます。もちろん、駅からのトピック等はニュースがあり次第アップさせて頂きます・・・(笑)。
ただ有田には、他にも隠れた見所といえるところがたくさんあります。もしまた機会がございましたら、いつかおしゃべりさせて頂くかも知れませんが、そのときにはどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
山ちゃんズ、山口♂
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[N.31]
この記事へのコメント
ライトブルー購入。
生地も薄めなので着やすいです?
ボタンはプッチンなやつでしたが、サイズもぴったりでした。
ミリタリーのワッペンは外しました。
セーターの下に着たかったので裾がちょうど良い感じ。
生地も薄めなので着やすいです?
ボタンはプッチンなやつでしたが、サイズもぴったりでした。
ミリタリーのワッペンは外しました。
セーターの下に着たかったので裾がちょうど良い感じ。
Posted by 映画DVD at 2013年03月29日 18:55