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有田の時間

『 輪島塗と今右衛門 』展、只今「今右衛門古陶磁美術館」にて好評開催中!!(5月26日迄)。

2024年05月14日

有田観光協会 at 11:40  | Comments(0)









  

 
 有田町の「今右衛門古陶磁美術館」2Fにて、現在、『 輪島塗と今右衛門 』展が開催されています(5月26日(日)迄)。そこでは、次のような言葉が添えられています。


 
 “日本の数ある伝統工芸の中で特に輪島塗と色鍋島は、長い歴史と細分化された制作工程を経て完成するという共通点があります。” “今年一月に輪島塗の産地を襲った能登半島地震では、甚大な被害とともに多くの輪島塗の工房も大きな打撃を受けました。” このため、“今右衛門古陶磁美術館では、陶磁器をはじめとする日本の伝統美を広め、未来へと伝える文化施設として輪島の伝統産業を支援するために本展を企画いたしました。”と、今回の展示の趣旨に触れられています。
 
 
 
 先日、私もこの企画展を観に行ってまいりました。輪島塗の歴史を覗いてみますと、輪島地方で漆器が始まったのは縄文時代とのことのようですが、江戸時代の前期に伝統技法が確立され、江戸中期にその美が発揮される「沈金」の技術で大きく発展し、後に蒔絵へも加わりその技術が守り続けられてきたようです。そういう意味では、そこには江戸中期における色鍋島の、美の発展との共通点もまさに見いだせるように思われます。
 
 
 
 最近では、平成9年に、色鍋島今右衛門技術保存会と輪島の漆器工房が共同企画で作品の制作などもなさっていて、輪島塗と今右衛門との深い縁を感じられているようです。


 
 
 
 
          [色鍋島菊唐花文菓子器]



 
 
 
 また、今右衛門家では、お客様へのお茶等の接遇で、色絵磁器の煎茶碗と輪島塗の盆や茶托の取り合わせを常とされているとのことで、そこにも両者の自然な結びつきが感じられ、とても興味深く思われました。
 
 ご興味がおありの方は、ぜひ今回の企画展をご覧になられ、“今右衛門家に伝わる輪島塗と色絵磁器の歴史ある伝統美のコラボレーション”をお楽しみになられてはいかがでしょうか。
            (月曜休館・ 曜日で開館時間に変更。 火~金 13時00分~16時00分、土・日 10時30分~16時30分)               
                                                                                                                           
                                        [画像はチラシより掲載させて頂きました。]






                                                        (山)
  

『第120回 有田陶器市』へのご来場、誠にありがとうございました。

2024年05月12日

有田観光協会 at 13:07  | Comments(0)
 
 
 
 記念すべき『第120回有田陶器市』。無事今年も終了致しました。
コロナが一段落ついた感のある中ではありましたが、こちら有田駅前のキルンアリタ観光案内所へも、
日本全国からのみならず、外国の方にも数多くご来場頂きました。
 本当にありがとうございました!!。




 




                            (キルンアリタ・中尾、山口)

 






  

『有田陶器市』盛況開催中!!、明日5日までですよ!!。 and もう一つのお楽しみ。

2024年05月04日

有田観光協会 at 13:56  | Comments(0)

 
 
 本日5月4日、青天にも恵まれ、『第120回有田陶器市』、まさに今開催中です。




 
 
 






 そして、


 
   今年の休日は6日までですが、有田陶器市は5月5日迄となっております。

  どうぞご注意くださいませ。



 
 
 電車でお見え頂いた方等には、有田駅前から無料のシャトルバスが全5便出ております。


詳しくは、コチラよりご確認ください。



 
 ところで、有田内山の中心地域、重要伝統的建造物群保存地区へは、9時半~16時半迄は歩行者天国となっておりますので、この


間の車、バイク、自転車等の出入りが出来ません。それぞれに駅方面に早くお行きになる場合にはシャトルバスの一号線


ご利用が便利です。


 さきに少し触れておりましたが、壮大な自然の遺跡などもご覧になる場合は、ぜひ一号線にて、磁石場駐車場でお降りになってご覧


ください。バスをお降りになられましたら、少しだけ上に坂道を登られましたら、右手の方に、壮大なドーム球場が入るような国史


跡、『泉山磁石場』
を見ることが出来ます。まさにそこは、日本初の磁器の原料が400年前に大量に発見された観光スポットです。数


年前には、タモリさんの『ブラタモリ』でも紹介になりましたね。そしてそこでは、ご興味がありましたら、ガンダムのグフのマンホ


ールもご覧になれますよ(画像)。








 磁石場をご覧になった後、さらに本通りの坂道を下って行きますと、すぐ右手に大きなイチョウの木が見えてきます。樹齢1000年


を誇る、国の天然記念物の『有田の大いちょう』
です。







 

 それから、裏通り、または本通りの坂を下って、賑わっております陶器市の人波をさらに下って行きますと、右手の奥に入ったとこ


ろに、『トンバイ塀の裏通り』があります。そこにももう一つ、ガンダム本体のマンホールを見ることが出来ます。どうぞお探しにな


ってください(画像)。本通りに沿った裏通りには、このような落ち着いた雰囲気の素敵な箇所もありますので、ご存じない方はぜひ


ご覧になられてください。ショッピングだけでない楽しみもまたありますよ。


 なお、こちらのガンダムについては、近くの「有田館」にて、1万枚限定で、マンホールカードをさし上げております(午後4時半


まで)。






 
 
 
 [ガンダム・マンホールカード]





 

 
 さらにそれから、本通りへ出られて有田の中心域「札の辻」には、国の重要文化財『旧田代家西洋館』があり、”歴史の川ざらい ベ


ンジャラを探そう成果展”も開催されています。有田町歴史民俗資料館の指導の下、小学生が川で採取した江戸期の有田焼の陶片を、


時代ごとに鑑定されたものが展示されています(こちらも明日5日迄)。お買物の合間に、ちょっとお立ち寄りになられてはいかが


でしょうか。


 
 

 

 






                                                    (山)



















 











 


 








  

始まりました!。記念すべき、第120回『有田陶器市』!!

2024年04月30日

有田観光協会 at 03:36  | Comments(0)
 
 朝から雨模様となりましたが、記念すべき、第120回の『有田陶器市』が始まりました!!。
それにしても、第120回目の開催です。本当によく続いて来たものですね。
大正4年(1915)年の「陶磁器品評会」の協賛行事として実施された「蔵ざらえ大売り出し」が、『有田陶器市』の起源とも云われています。
 期間後半は天候も期待出来そうですので、多くのお客さまにお見え頂きたいナと思います。
 有田駅前のキルンアリタ観光案内所にて隔日勤務の私ですが、今日は時間が若干ありましたので、有田内山地区を少し巡りました。
若干画像にてそのご紹介を。




              [お飾りで美しく。有田駅]

雨の中、早朝でも駅構内にはお客様が。徐々に増えています。



う~ん、さすが記念の年。飾りつけにも力が入っております!!。美しい有田焼のデザインにも思いが膨らむようです。


       [駅隣接の、臨時案内所です。]


 有田内山の中心地まで所要ができたので行くことになりましたが、歩行者天国となるため、急きょ「無料シャトルバス」へ乗ることに。トンネルがある南部のバイパスを通って上有田方面へ行くので、バス乗り場がある「生涯学習センター前」のバス停まで行くことになりました。
 途中、駅南のキルンアリタ案内所の前では、おにぎりの販売もされておりました。今回は、イベントの期間限定で、うどんの販売もなさるとのこと、お店のご主人さんがおっしゃっておられました。




 駅の南方にあります、「生涯学習センター前」からは、全部で5便の無料シャトルバスが各方面へ出ています。私が乗る1号線は、有田のメイン通りが歩行者天国のため、南側を外回りで走ります。それへ乗り込みました。


 始発のバスにもかかわらず、既に何人かのお客さまがご乗車なさっておりました。
このバスは九州陶磁文化館を通り、有田工業高校、さらに有田中学校、そして上有田の方へ向かいます。
目的地によって他に4便あり、やはりこれは便利だなと思いました。



雨粒の窓からは、中学校下の駐車場が望めます。あ~、かなりもうたくさんの駐車が見えています。

 私は上有田駅前で下車しました。ここで半数以上の方が降りられました。おそらくお買物中心のお客さまかと思われます。
もし、お時間があられれば、次の(泉山)磁石場駐車場、そして大いちょう前で降りられたら、壮大な自然の景観をご覧になり、驚きを感じられるに相違ありません。



[”有田焼のデパート”と銘打たれた、「丸兄商社」さん]


 そして、途中目がとまった表札。


 
 どうも私はこういう自然を感じる言葉に弱くて、足が自然にお店の中へ向かったのでした。以前から存じ上げてる方がなさってるお店で、作品自体は以前よりお見かけしていましたが、独自の白磁製のすずり(硯)などはやはり美しく、とうの昔、ご一緒に、でも書をかじっただけで終わった自分にとっては、とてもまぶしく感じられておりました。楚々とした美しい作品に目を楽しませて頂き、感謝申し上げます。







 それから、紫蘭でしょうか、濡れた「トンバイ塀の裏通り」で美しく咲いておりました。




 花の美しさと云えば、こちらの玄関の花はまた、見事ですね。



 表通りでは、雨の中でも多くの方々が行き来されています。さすがの有田陶器市です。



 途中、「有田陶磁美術館」では、二階で“古陶磁名品展”をちょっと覗いてみました。



 
 再び表通り。いろんなお店がありますね。



 そして、佐賀銀行前のメイン休憩所では、多くの食べ物のテントが並んでいます。






有田駅前の通りには、予定されていました十数台のキッチンカーが入っていました。








 初日に『有田陶器市』のほんの一部を見てきました。わずかに一時間半の行程でしたが、400年を超える歴史をもつ有田の楽しみはたくさんあります。
 日本の磁器発祥の地であり、江戸期にここ有田で作られ、古伊万里の名で残る焼物の産地有田。
 さらには、日本磁器のふるさととして「日本遺産」、後世に残したい町として「20世紀遺産」の指定をそれぞれ受けております。
 その建物群は、江戸時代の終わりから明治、大正、昭和のもので、国の重要伝統的建造物群保存地区として164軒が指定を受けております。
 有田焼のお買物はもちろん、それ以外の景観等にも少し思いをはせて頂ければ、更に楽しい有田陶器市となるのではないかナと思います。




                                                   
                                                   
                                                    (山)
































  

着実にその日へ、準備進む有田町!!。 記念すべき『第120回有田陶器市』!!

2024年04月24日

有田観光協会 at 15:24  | Comments(0)



      
     

        




 
 

 

 本年は、記念すべき第120回目の『有田陶器市』です。
JR有田駅前もご覧のとおり、颯爽と旗々が風にたなびいています。




 そして、その駅から南の方にも、これから多くのお客さまをお迎えすべく同じくたくさんの旗が揺れていますね。
それにしても、駅前通りの何という整然さ!!。





 そして、コチラは来有のお客さまをまず第一番にご案内する、われらがキルンアリタ周辺です!!。
(右手の赤い建物が案内所です。)






 

 
 
 一方、有田の伝統的建造物群保存地区も、皆さん一斉に稼働開始中です!!。


 

 
 

 

 



 


 かくして、記念すべき120回までの永きにわたり続いている、この伝統的な『有田陶器市』が、今年も多くのお客様をお迎えし、益々盛大に催されることを期待したいと思います!!。





                                               
                                              (山)


 

 


 








 


 





  

Gallery Maison de Arita - 新しいけど、懐かしい !!。空間の妙。

2024年04月20日

有田観光協会 at 16:37  | Comments(0)
 

 
 
 ガイドの仲間である、イさんがオープンされた、Gallery Maison de Aritaへ行った。
一階と二階があり、一階はモダンでかわいらしく、新しい魅力に溢れていた。
そして、二階はタタミを敷いたフロアもあり、どこか懐かしさを感じられる、すてきな空間だ。


 
 
 古民家が多い有田のなかで、明るい印象が新鮮!!。有田郵便局の前です。






 一階へ入ると、季節の花がアレンジされ、とってもバランス良いディスプレィだな~、と感心していたら
何と、こちらもガイド仲間の田中さんのディスプレィ。ウ~ン、さすが素晴らしい!!。お手しょ皿をはじめ、人気の品も並ぶ。
隅には、こちらも、同じガイド仲間の深海さん出版の釉薬の本がさりげなく。人気爆発中だ!!。















そして、二階へ。










 そこには、なぜかくつろげる空間があり、つい足を延ばしたくなります。ワークショップに本当にピッタリの空間でもありますね。
(イさん、下でお客さんの対応をされてて不在のため、横になってみました~。くつろげます!!。)






 


 確かに、ここからJRの列車も眺められそうです。



 テーブルの下には、泉山の石も見ることができます。

 

 こちら二階では、このようにゆったりとしたスペースで、コーヒーや新鮮なスムージー等が楽しめます。私はバナナ&ブルーベリーの飲み物を頂きましたが、とっても美味しかったですよ。こちらでは、様々なワークショップも今後も予定されているようです。
 また、イさんは、お隣には伝統的な源右衛門窯作品を並べていらっしゃるお店があり、ぜひ両方ご覧いただいたら、よりお楽しみ頂けるんじゃないかしらともおっしゃっておりました。
 ウ~ン、なるほど!!。

 間もなく、有田の大イベント、『有田陶器市』も始まります。ご興味をお持ちになられた方は、ぜひ覗いてご覧になられたらいかがかナと思います。
 詳しいお店のご紹介は、コチラをご参考に。






                                              (山)














  

キルンアリタの ”お色直し”。

2024年03月16日

有田観光協会 at 15:31  | Comments(0)
 

 
 ここのところ、この有田でも日中は暖かく感じられます。
特に晴天のときはまさに春めく感じで、光の眩しさをあらためて感じられるようになりました。
 そして、春、4月を前にして、ここ有田駅前のキルンアリタも”お色直し”がなされました。
 
 トレードマークの赤は基調に、今回はやや落ち着いた色合いとなっています。
ぜひ待合に、休憩に、そして観光案内のお尋ねにお気軽にお出でくださいませ。


 

 










                                                           
                                                                       (山)




 


   

第20回 『有田雛のやきものまつり』、土曜、日曜、祝日には、「ガイド付き、無料周遊有田ひいなバス」がお得ですョ!!。

2024年02月18日

有田観光協会 at 16:32  | Comments(0)
 
 
 
 好評の内に開催しております、第20回 『有田雛のやきものまつり』。
もし、週末の土曜、日曜、祝日等にお見え頂くご予定の方は、無料で走行している「ガイド付き、有田周遊ひいなバス」が、とっても便利です!!。
 午前は、11時半から、午後は13時半から、それぞれ90分のサイクルでガイドが無料でメイン会場をご案内さし上げております。有田駅前のこちらキルンアリタ観光案内所の向かい側から出発し、同じ場所へ戻ってまいります。
 雛を展示しているメイン会場を、短時間でご覧になりたい方、どこを観たらいいかよく分からないとお思いの方など、よろしかったらぜひご利用くださいませ。
 バス走行中はもちろん、雛の展示のメイン会場等にて、ガイドが詳しくご案内さしあげます。

 
 
 なお、今後のバスの走行予定日は、以下のとおりです。町外、県外、国外問わず、是非お近くの方もご利用くださいませ。

 
 

 2月23日(金・祝)、2月24日(土)、2月25日(日)
 3月2日(土)、3月3日(日)、3月9日(土)、3月10日(日)

 


 
 
 
   [有田駅前のこの位置からスタート。]

 
  [バス乗り場は、この看板が目印です。]


  [周遊ルートの概略です。]





                                              (山)




   

記念すべき第20回目、『有田雛のやきものまつり』が始まりました!!。

2024年02月07日

有田観光協会 at 15:32  | Comments(0)
 
 
 
 本年で第20回目、遂に記念すべき『第20回 有田雛のやきものまつり』が始まりました!!。


 

 


 

 

 
 有田の街中に展示されてます、様々なお雛様。ぜひ、その街中での思い出をアルバムに残しませんか?


今回新しく始まりました、チェキ(レンタル可能)でのアルバム作りが出来ます!!。


 
 



 
 こちらキルンアリタ観光案内所でも、チェキのレンタルができ、アルバムを作って頂いて、そのコンテストにご応募ができます!!。


審査での入賞者には、素敵な有田焼アクセサリーをプレゼント!!。


 
 どしどしご応募くださいネ。受付は、こちら有田駅前の「キルンアリタ観光案内所」のほか、街中の「有田館」でも行なっていま


す。


 詳しくはどうぞこちらをご覧ください。




 
                                                    (山)
 
  

2024年1月18日と19日、(有田町立)大山小学校&曲川小学校6年生参加、『(町の)歴史探訪』実施!!。

2024年01月21日

有田観光協会 at 15:38  | Comments(0)
 
 
 
  
  こどもたちが、大人になる過程において、あるいは大人になったとき、そして、県外に出たとき、あるいは国外に出たとき、
 ひょっとしたら、こんなことを聞かれることもあるかも知れません。


 「あなたが生まれ育ったふるさとって、どんなとこ?」  
 「あなたが育ったまちの、自慢できるような誇りに思えるようなものを、どうぞ私に教えてください。」

 
 そのとき、たとえば、こうこたえる人もいるかも知れない。
 「ハイ、有田焼が作られているところです。陶器市には100万人の人が見えますよ。」
 

 「そのやきものの原料はどこで採取されているのですか?その場所へ行ったこと、ありますか?」
 「へ~え、どうして有田にはそんなにたくさんの人が見えるんです?」「よかったら、有田焼の歴史をぜひおしえてください。」


 
 
 2017年、有田のまちは、全国でわずか20か所だけの、"後世に大切に残したい 『20世紀遺産』 に日本イコモスにより選出されています。日本イコモスは、世界遺産を審査する世界イコモスの云わゆる日本支部みたいなもので、将来、有田は世界遺産の候補とも云えます。でも、そのことを充分知らないとキチンと後世には伝わりません。
 
 やきものに限らず、有田には縄文後期の坂の下遺跡や800年以上の歴史をもつ唐船城など、多くの宝物があります。こどもたちが、そして町民の方が、自分のまちのお宝を誇りをもって話せるようになって欲しいナと、わたしたち観光ガイドは常々考えております。

 
 
 
 標題の『歴史探訪』の初回は、「コミュニティスクール歴史探訪」として大山小学校で実施され、私たち観光ガイドも関わってきましたが、コロナ期のこどもたちのオンライン学習を含め今期で6回目となり、その内5回私も参加しました。
 今回は初めて教育委員会のご支援も頂き、曲川小学校の6年生も実施となりました。
町内の旧跡等をバス車内で案内し、メイン会場の泉山磁石場と九州陶磁文化館に立ち寄りました。授業時間内のわずか1時間半のなかでも、 ” 有田の凄さ ” を実感してもらえたんじゃないかと思います。最期の質問にも、もう見事にこたえてくれるに違いありません。そしてそれは皆の心に残り、将来を生きる指針となることを信じたい、そう思います。
 また、以降ぜひ、有田小学校、有田中部小学校の6年生も加わって頂き、将来どんなお客さんが見えても自らのまちを皆が誇りをもって語っていける人になってほしいナと願うばかりです。





[九陶「有田焼からくりオルゴール時計」を見学している、大山と曲川小学校6年生たち]










                                                           
                                                           (山)






  

新年、明けましておめでとうございます。

2024年01月02日

有田観光協会 at 13:10  | Comments(0)
 
 
 






 
 
 新しい年を迎えている有田そして日本ではありますが、昨夕、能登半島域は大きな地震に見舞われ、大きな被害が出ているようです。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 
 さて、有田にとって記念すべき年が明けました。『有田陶器市』開催第120回、そして、『ありた秋の陶磁器まつり』開催の第20回目となる、記念の年の幕開けです。
 願わくばこの記念の年が、有田と有田焼が大きく羽ばたく契機の年となることを切に望み、私たちスタッフも少しでも盛り上げて行きたいと考えております。本年もキルンアリタ観光案内所をどうぞよろしくお願い申し上げます。



                                         
                                        (キルンアリタ観光案内所 中尾・山口)

 

  

今年一年間、本当にありがとうございました!!。

2023年12月29日

有田観光協会 at 14:23  | Comments(0)





        [キルンアリタ観光案内所]


 
 
 温暖化の影響でしょうか、今年末は日中はやや暖かく過ごしやすいように思われます。
早いもので今年も残すところ3日となりました。コロナもようやく落ち着きを取り戻し、陶器市や陶磁器まつり等、今年も予定通り実施され、県内、県外はもちろん様々な国々からも多くのお客さまが有田へ、そして有田駅前のキルンアリタ観光案内所へ足をお運び頂きました。誠にありがとうございました!!。
 ここキルンアリタ観光案内所は、年末の12月31日と年始1月1日のみ休業で、それ以外の日は毎日営業致しております。
お買物、里帰り等、有田へお越しの際は、お気軽に当所へお立ち寄りくださいませ。
では、皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
 
 なお、町内の年末年始のお店等の営業状況は、コチラにてご確認ください。



                                   

                                   
                                    キルンアリタ観光案内所  スタッフ  中尾・山口



  

九州陶磁文化館、新収蔵品展2 『古唐津とその周辺』展。

2023年12月27日

有田観光協会 at 15:18  | Comments(0)
 
 

 この秋から年末にかけては、古唐津が熱い。
その醍醐味はやはり絵唐津であろうか。
 10月から11月にかけ、唐津市近代図書館では『唐津のなかの唐津焼展』が開催された。



 
 


 
 
 唐津焼の誕生は、唐津市北波多の岸岳城下で上松浦党の領主である波多氏の庇護により始まったとされている。
その展示は、そこから始まる唐津焼の歴史を、誕生から近代に至るまでの変遷を辿っていてなかなか興味深いものだった。
 中でも、私は絵唐津の文様の多彩さに圧倒された。撮影可であったので幾つか写真に撮ったが、特に残されていた
陶片のその素朴なデザインに大いに興味をそそられた。次のような、命という文字。なぜその文字が残されているのかなど、
色々思案し、興味は尽きなかった。

 













 
 
  今、ここ有田では、九州陶磁文化館において、新収蔵品展2 『古唐津とその周辺』展が開催されている。
古陶磁蒐集家である、山口陽二氏が蒐集された古唐津を中心に、初期伊万里、上野焼、現川焼等を含めた作品展である。
 非常に驚いたのは、蒐集された作品のその質の良さである。さらに驚いたのは、わずか約15年位でそれらを蒐集なさって
いたことである。展示作品冊子にあるように、価値ある文化財を後世に残したいという強い思いがおありだったことがよく分かり、
作品そのものと共に、非常な感動を抱いたところであった。
 
 
 


 



 卑近に戻れば、何といっても古唐津の素朴さ、そののびやかな文様の素晴らしさは何とも云えない。
草花文の魅力もさることながら、残された文字もまた愉快でもある。学芸員さんの説明を聞くまでは、
実は一度目の鑑賞時は完全に見落としていたのが次の文字が記された茶碗作品である。
体を左に倒さないと分からないものであった。
(展示内、撮影可だったが、りっぱな冊子が作成されてたのでその必要性はなさそうだ。)










 次の文字の小鉢も、素朴さの魅力が何とも云えないが、そもそも、どういう理由から、「やきもの」や「風」の文字を記すに至ったのか、考えれば考えるほど興味は尽きない。出光美術館の出光佐三氏愛蔵の「絵唐津 丸十文茶碗」等を思い出したりもするが、そのとき心は既に桃山・江戸初期に飛んでいるのである(九州陶磁文化館にて、令和6年1月8日迄展示中。)
















                                                  (山)










 



  

年末特別企画!! 『古九谷誕生地、有田黒牟田&応法ツァー』その源流を歩く。サンタさんもお出迎え、「陶彩弁当」付。

2023年12月01日

有田観光協会 at 14:43  | Comments(0)









                                               
         [焼物の画像は、全て九州陶磁文化館蔵]

 
 
 
 石川県の九谷で焼かれたと云われてきた、『古九谷』。かつて、有田産か石川県産かで大きな議論を巻き起こした「古九谷(産地)論争」というのがありましたが、有田の黒牟田地区にあります、国史跡『山辺田(やんべた)古窯跡』。その麓南面の大規模な発掘(平成25年~28年)により(山辺田遺跡)、かつて「古九谷」と呼ばれた色絵の陶片が数多く発掘され、赤絵窯の遺構も発見されたことにより、それらの初期の色絵の焼物は、この地、有田産であることが学術的に確定致しました。


 
 
 泉山の磁石場で良質の磁石鉱が発見される前から、唐津焼の陶器を焼いていたこの地域は、その高い技術力で、来るべき大皿の製造へと踏み出した大窯業地でもありました。その素晴らしいダイナミックな焼物を生み出した土地を、現地で実際に目で確認頂くことで大きな有田焼の歴史を辿れる、「有田焼の源流・黒牟田応法ツァー」をこの時期限定で企画しております。



 さらには、この時期だけの年末の風物詩ともなっている、煙突に登っているサンタさんにも数多く出会うことが出来るまたとないチャンスです。



 


 


 
 

 






 

 ツァーはお昼で終了となりますが、古い歴史ある窯元さん宅で、この地区の名物「陶彩弁当」をお召し上がることも出来ますし、その器はお持ち帰りも出来ます。
 この限られた期間だけのとってもお得な企画となっております。よろしかったらぜひご参加なさいませんか!?。
詳細内容は以下のとおりです。



 
 

 







                                                                                                                                       
                                              (山)













  

’或る日の日記’

2023年11月27日

有田観光協会 at 16:41  | Comments(0)
 

  午前中、かかりつけの病院へ行き、午後からの観光ガイド、”ブラアリタ”のガイドに備える。
相棒のガイドB氏とスタート地、泉山磁石場でお客さまを待つ。
周りを見回せば、今年は思った以上に急速に紅葉がすすみ、きっと美しい景色がお客さまに喜んで頂けそうだ。






 泉山磁石場をご案内したあとは、有田の大イチョウまで、歩きながら有田の歴史、生い立ちなどをご案内し、散策する。
大イチョウもほぼ満開の状態で、晴天の中、全国区となった英山(はなぶさやま)と美しさと威容を競い合ってるみたいだ。





 ガイドを終了したあとは、アリタセラを覗く。こちらもなかなか盛況で紅葉もお見事。多くのお客様で賑わったいた。





 

 少々疲れたので、ちょっと休み、そして、夕方から夜にかけ戸杓天満宮へ。本日は”神待相撲”の日。下手な笛を吹く。
けれど、こちらもコロナ後、三年振りでまたまた賑わった。
かくして有田陶磁器まつりの期間中の ’或る一日’ が、終わった。




 
 
 
 御礼


      本年の第19回秋の有田陶磁器まつりの期間中、ここキルンアリタ観光案内所へも
     多くの方においで頂きました。誠にありがとうございました。


                                        キルンアリタ観光案内所 スタッフ一同






  

令和五年度企画展 『 十三代今右衛門展 』 ~その人となりを求めて~

2023年10月30日

有田観光協会 at 15:51  | Comments(0)









 
 
 
 現在、今右衛門古陶磁美術館では、一昨年、昨年に続き、『十三代今右衛門展』~その人となりを求めて~ が開催されています。
ご逝去より20年の節目にあたる令和三年よりの連続の企画で、今展では、氏の創作の源となった人間性や内なる美意識に影響を与えた五つの分野にスポットをあて、十三代の人となりを感じられる最終の展示となっていて、私も先日展示を観て来ました。

 
 残された幾つかの言葉の中に、印象深いものがあります。一つだけご紹介します。
”出来上がった作品が放つ美しさには、その人が若い時に体験した背筋に氷が走るような感動が裏に隠されています。・・感動の数々が美意識を培い作品ににじみ出てくる” とおっしゃっていたとのことでした。
 また、若い頃よりクラシックに親しみ、音楽の演奏と色絵磁器の創作は共通した芸術の世界であるとも捉えられていたようです。

 
 昨年の二期目の展示の時も記しましたが、晩年の十三代の作品には、現世を突き抜けた十三代独特の不思議な世界を感じておりましたが、今回の展示で、氏が更紗をこよなく好まれ、そこから現世にない “珠樹文” の中に今右衛門の世界だけに存在する吉祥文として、エキゾチックな空想的な独自の意匠を見出され到達されてたことが分かりました。なるほどそういう事だったのかと、今回の展示で新たに作品の魅力の一端に触れたような気も致しました。とはいいながら、十三代の最晩年の言葉で紹介されてますように、・・頭のなかでは何かが出来上がっている、・・あともう少し・・、と最後まで氏の世界を追求されてたことも分かり、ただただ頭が下がる思いも致しました。
 
 






 





 
 たまたまお人柄が偲ばれる様子を拝見したことがありました。あれは今右衛門古陶磁美術館が開館して間もないことじゃなかったかと思いますが、展示品の中に江戸期のご婦人が猫を膝にのせてくつろいでるような、古伊万里の人形の磁器をおそらく初めて展示されてたことがありました。(今思えば、歴史民族資料館発行「おんなの有田皿山さんぽ史」の表紙を飾る、「色絵猫抱き人形」だったかもと思います。)。それを前にして、氏のおそらく親しい方だったように思いましたが、「今回こんなものを展示しました」と、ちょっとはにかみながらその方におっしゃってた場面に居合わせたんですが、「よろしんじゃないでしょうか」と応じる相手の方とのやり取りなんかも目にし、何だか微笑ましい感じを受けたのを思い出します。
 微笑ましい感じといえば、ある年の陶器市。今右衛門窯の前をたくさんの人が行き来していましたが、その内に、ちょうど今右衛門窯の前の角で、「さぁさぁ、買った買った、お安くしてるよ~!!」と、声が聞こえます。気になって振り向きますと、他の業者さんの若いお兄さんが威勢よく声を出してました。
 フト反対側を見ますと、ニコニコと十三代がその様子を楽しそうに見守っておられました。身近に感じた氏のお人柄でした。

 
 
 令和三、四、五年にわたる 『十三代今右衛門展』の締めくくりとして、作品はもとより、氏の人間性、美意識の原点を知る良い展示だと感じました。町民の方はもとより、多くの方がご覧になられて、十三代の世界に触れられてはいかがかナと思います。
(12月17日(日)迄。月曜休館。 )
                                       [画像はチラシより掲載させて頂きました。]






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10月17日、今日は有田の「おくんち」です!!。

2023年10月17日

有田観光協会 at 16:07  | Comments(0)
 
 
 今日は10月17日、有田のおくんちです。
朝から、美空ひばりさんのチロリン節などが町内を駆け巡っていました。
好天にも恵まれ、来月の陶磁器まつりにかけての第一弾、有田の秋のまつりの始まりです。
 
 私も今日は駅前のキルンにいますので、パレード等は鑑賞できませんが、まさに駅前のここへも、
浮立の巡行の人たちが笛や太鼓を奏でながら廻ってきておられます。
 つい、’お花’をあげたくなるのも人情ではあります。

 
 
 


 
 
 そして、有田町図書館前の ’お祭り広場’ では、いろんな方面の方の踊りや歌などが披露されています。
五穀豊穣、商売繁盛などを願いながら、こうやって有田の秋は確実に進んでいます。

 

 
 




                                          (山)



  

わくわくの観光スポット、”柿の木小路" の通り!!。

2023年09月27日

有田観光協会 at 15:24  | Comments(0)







 
 昔、柿の木があったためそう呼ばれている、有田の観光スポット、”柿の木小路"の通り。
その路地に、一つ、カラフルなマンホールがお目見えしました。アニメで同じみのガンダムのマンホールです。ガイド中の折り見かけたんですが、県外からのお客さまも盛んにカメラを向けておられました。ウーン、私などはその世代ではないんですが(放映当時成人で、関心薄)、けれども、何といったらいいんでしょうか、今、’歴史的通り’に設置されたにもかかわらず、不思議と存在感があり、意外に周りに新鮮さをもって溶け込んでいるように感じました。44年の歴史をもつアニメであるためからか、この歴史的な場所に新鮮な魅力を発しているように思います。





 そのホールの設置箇所がまた秀逸!!。三空庵広場から一歩小路に入ったところにあり、ここにあることにより広場と小路が繋がり、三空庵広場をご存じない方も一歩そちらへ足を運べ、断然観光スポットの空間が広がります。もちろん、逆の広場から小路へのコースは、私たちガイドコースの王道で、スポットのダイナミックさを演出しています。ガンダムへの思い入れ有無を問わず、ぜひ足を運んでご覧になられたら素晴らしいと思いますョ。ガンダム関連のマンホールは、もう一か所、泉山磁石場にも設置されておりますのでご覧ください。











 もう一つ、その小路通りにある古民家、『小路庵』。大正14年建造の重要伝統的建造物に指定されている江副孫右衛門氏の生家。ひとかたならぬ努力の末、名古屋で日本で初めて世界で通用する本格的ディナーセットを生み出した人、日本碍子社長、TOTOの5代目社長や会長を務め、戦後初の公選有田町の町長でもあった人の古民家です。家の南側には庭がありましたが、何と整備中に焼物を焼成した登り窯跡が発見されました!!。当の孫右衛門氏は直接窯での焼成はしていませんので、どうやら彼の父が築いた窯の可能性が出てきて、まさにその発掘中なのです。父の代に石炭窯導入で失敗し廃業となった事実があり、それが孫右衛門氏の運命を変えたという、その窯の可能性がが然出て来ていて、新たな事実等の発見が期待されています。















 こちらも張られているロープの外からは見学出来るようになっています。そしてここは、さきほどのマンホールからは、歩いて1~2分ほどの位置にあり、併せてご覧になることが出来ます。
 
 17世紀より宮中へお品を納めていた辻精磁社のトンバイ塀をはじめ、この近くには有田の観光スポットの名所が集中しています。
ぜひ、わくわくの名観光スポット、”柿の木小路”の通りへおいでになられませんか。






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「第18回 有田ウィンドウディスプレイ甲子園」、27日迄展示中です!!。

2023年08月23日

有田観光協会 at 15:13  | Comments(0)
 
 





 

 今まさに甲子園では、高校野球の決勝が行われていますが、我が有田のウィンドウディスプレイ甲子園でも、今まさに台風で延期になってましたプレゼンテーションと表彰式が行われていると思われます。期せずしてその結果が同日となったのは極めてめずらしいことですネ。
 さて、もちろん、Instagramで観ることも出来ますが、街中では今月27日(日)まで、ディスプレイ展示中です。
画像は良くありませんが、幾つかの店舗を廻った写真をupしてみますね。ウィンドウに反射した画像が意外な背景となることも・・。
 よろしかった、あと数日の展示、皆様もご覧くださいませ。今年も力作が展示されてますョ。























                                                                         


                                        (山)









  

暑い夏、そして街中のひと涼み。 ~ 『第18回 有田ウィンドウディスプレイ甲子園』 ~

2023年07月28日

有田観光協会 at 16:01  | Comments(0)
 

 

 

 
 
 
 梅雨も明け、真夏の太陽が容赦なく降り注ぐココ有田のまち。
来週の開会式そして設営を経て、今年第18回目となります 『 有田ウィンドウディスプレイ甲子園 』が、いよいよ8月1日から8月27日の会期で始まります。一般の方の投票による参加は8月8日迄ですが、各店舗設置の投票用紙のほかInstagramでの投票も可能です。
 暑い中にも若い情熱が、街中にどのように感性を響かせひと涼みを街中に運んでくれるか、今年も期待せずにはいられません。
楽しみです!!。


 


[過去のディスプレイの幾つかより。]


 
 

 

 

 

 





                                          (山)