わが町のお宝を知る、"小学生夏休み恒例企画"、『有田の歴史の川ざらい』へ参加!!。
1610年代から始まった有田焼。既に400年を超え、8年前に有田焼創業400年をお祝いしたのはご周知のとおりです。400年以上もの間焼き続けられて来た有田焼は、そのまま、町内のあちこちでその焼き損じや割れたりした陶片類を見る事が出来ますが、特に川の中では物理的な刺激から守られて、そのまま当時のままで残っていることがあります。現在残されたこれらの陶片類は貴重な文化財として法律で保護されていて、勝手に探し出したり、持ち出したりは出来ません。厳しい管理下に置かれています。
そこで、有田町主催のこの企画は、町内の小学生を対象に、もちろん勝手に持ち出しは出来ませんが、川の中の陶片類を自由に探し出してもらおうとの、夏休み限定の恒例の催しなのです。’れきみん応援団’という組織に入っていて、ボランティアでお手伝いをしている私たち団員も、小学生が自由に探すのを支えます。長い歴史をかいくぐってきた古い焼きものたちとの出会いをワクワクしている小学生が目に見えるようです。
が、実は大人の私たちも実はワクワクなんです。どんな貴重なものを子供たちが探してくるか・・、また、学芸員の先生が、それらを、江戸初期、中期、後期などに見事に即座に選り分けられるのを間近に見るだけでも楽しいし面白い!!、というわけです。
本年は昨日8月1日に実施され、私も参加させて頂きました。コロナで一時中止の時期もありましたが、何と云いましても、目下の闘いは炎天下の暑さとの闘いです。短い時間帯に充分な水分を補給しながら行う必要がありました。
身近な自然の中に、奥深い歴史を学ぶ環境がこの町にはある。他の地域にはなかなかない素晴らしい町だナと、今年も改めてまた思いました。
集まりました陶片は時代毎に整理され、例年、取得者の名前と共に歴史民俗資料館に展示されています。
[子どもを見守るお母さんたち?]
(山)